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こどもにどんな絵本を読んであげればいいか分からない!という方に、おすすめの絵本をご紹介します!!

【2歳から読んであげたい絵本】『こんぶのぶーさん』(28ページ、2分45秒)

子供に絵本、読んでますか!?

今日は、『こんぶのぶーさん(作:岡田よしたか)』をご紹介します。

18cm×22.5cm(たて×よこ)

この本の星評価は次のとおりです!!

 ・大阪度 ★★★

 ・お笑い度 ★★★

 ・兄弟愛 ★★★

 

大阪度が高い

この絵本の主人公は、「ぶーさん」という名前のこんぶです。

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ある日突然、海から出てきたこんぶのぶーさんが、漫才師になる決意をして、相方を探すというストーリーです。

このぶーさんが話すのは、コテコテの大阪弁

そして、相方募集に応募してきたメンバーの中には、近鉄バファローズ風の帽子をかぶった揚げ物五人衆(くしカツ、コロッケ、イカリング、アジフライ、エビフライ)がいたりします。

ストーリーは、ぶーさんによるコテコテの大阪弁でのしゃべりを中心に進んでいくので、大阪弁を話さない人大阪人が苦手な人には、読むのに敷居が高いかも・・・ですね。

 で、でも、大阪好きな人、お笑い好きな人にはオススメです!

ぶーさんのパートは、ツッコミです。

ぶーさんの相方選びは、なかなかいい人材(食材?)がおらず難航します。

ぶーさんは、応募してきた候補者たちに、容赦なくツッコミを入れながら不採用にします。

そのぶーさんのツッコミは、よくありそうなオーソドックスなツッコミなのですが、それでも、目も口も鼻もない無表情なぶーさんが、かんぴょうを振り回してツッコミを入れる姿は、ついクスっと笑ってしまいます。

兄弟愛がステキ!

(ネタバレありです)←はたしてこの注意書きは要るのか?・・・まぁ、一応。

 公募ではなかなか見つからなかったぶーさんの相方探しですが、ぶーさん上陸のしばらく後に、「こんさん」という名前のぶーさんのお兄さんが上陸し、一気に解決します。

ぶーさんが漫才の相方を募集していることを知ったこんさんは、ぶーさんを探し出し、二人はコンビを組むことにします。

お兄さんのボケは、一見、大して面白くありませんが、それでも、ぶーさんはお兄さんとコンビを組めたのがよほどうれしかったのか、(無表情で)活き活きとツッコミを入れ、一見面白くないお兄さんの面白さをジワジワと引き出していくあたり、まるで中川家の漫才を見ているようであり、いかにもこんぶらしい(噛めば噛むほど味が出る)漫才コンビとなるのでした。

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ほらね。背表紙のぶーさん、楽しそうでしょ?

 

「・・・え?どこが楽しそうなんだ?」と思ったあなた。

ぜひ一度、読んでみてください。

読み終える頃には、無表情なはずのぶーさんが楽しそうに見えるはずです。

この面白さが2歳児に分かっているのかは謎ですが、わが家の次女ずーずは結構お気に入りです☆

 

今宵のおやすみ前は、こちらの1冊でいかがでしょうか。

ではまた!