こども×えほん=∞(無限大)!!

こどもにどんな絵本を読んであげればいいか分からない!という方に、おすすめの絵本をご紹介します!!

【1歳から読んであげたい絵本】『あかんべノンタン』(32ページ、1分30秒)

子供に絵本、読んでますか!?

今日は、『あかんべノンタン(作・絵:キヨノサチコ)』をご紹介します。

18.5cm×15.5cm(たて×よこ)

この本の星評価は次のとおりです!!

 ・持ち運びやすさ ★★★

 ・知名度 ★★★

 ・親としては困っちゃう度 ★★★

持ち運びやすい!

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ほかの絵本の紹介でも書いております(持ち運びやすい絵本たち)が、これぐらいのサイズの絵本は、1~2歳のよちよち歩きをし始めた子供の手にもなじむので、内容を子供が気に入れば、かなり重宝すると思います!

ベビーカーで読むもよし、ドライブのお供にもよし、旅行に連れていくもよし、でございます。

普段、おうちにいると、延々と繰り返される「もっかいよんで!」攻撃が辛い時もありますが、外出する時には一気に形勢逆転でございます。

なぜなら、お気に入りの1冊だけ持っていれば、それを繰り返し読めばいいので、色々持っていかなくていい分、こちらの負担は軽減されるのです。 

知名度高し!?

私が小さい頃、わが家にもあった「ノンタンシリーズ」。

この「あかんべノンタン」は1976年10月に初版1刷で、2008年2月に初版247刷

そして2008年6月から2版が発行され、2017年4月で2版28刷です。

これまた40年以上にわたり愛され続ける横綱級のロングセラーですね。

日本における猫のキャラクターの中ではかなり有名なんじゃないかと思い、検索ワード「猫 キャラクター ランキング ノンタンでググってみました。

すると、「Gooランキング」で「ネコがモチーフのキャラクターランキング(2009年02月22日)」なるものがヒットしました。

10年ほど前のものですが、そのランキングでは、ノンタンがトップ10にランクインしてました。(引用元:“[ランキング] ネコがモチーフのキャラクターランキング1位から10位|キティ・ホワイト,クロネコヤマト,ドラえもん|他 - gooランキング”)

気になるランキングは次のとおりです。

1位 キティ・ホワイト

 LAST NAMEがホワイトだったんですね・・・。

2位 クロネコヤマト

 ・・・ん?そんなに上位に食い込む?

3位 ドラえもん

 あ、そうそう。耳かじられたネコ型ロボットでしたよね。

4位 ネコバス

 ・・・え?バスでもいいのかぁ。

5位 トム(トムとジェリー

 まぁ、トムは世界的にも有名ですよね。

6位 タマ(サザエさん

 はいはい。タマね。サザエさんはみんな見てますもんね。

7位 ジジ(魔女の宅急便

 ほう、ジブリ系は強いんですね。

8位 ニャロメ(もーれつア太郎、おそ松くん)

 え?もーれつア太郎にも出てたの?

9位 ノンタン

 来ました!並みいる強豪と肩をならべ、ノンタン堂々9位です!すごい!

10位 ドラミ(ドラえもん

 ドラミちゃんてそんなに人気?ドラミちゃんに投票するならドラえもんに投票しないの?

 

・・・ということで、ノンタンはやはり国民的人気のキャラクターでした。 

つまり・・・どゆこと?

(ここからはネタバレ注意です!)

この絵本は、おさんぽ中のノンタンが、色んな動物に突然「あかんべ~!」と言って驚かせていきます。

驚かされた動物たちは、皆、大きめのリアクション

かたつむりは葉っぱから飛び上がり、うさぎたちは収穫していたニンジンを台車ごとひっくり返し、ことりは巣から飛び落ち、温めていたたまごを割りそうになる始末。

皆に「ひどいよ~」と言われるのを背中で聞き流し、「たのしいな~」と次のターゲットを探すご機嫌のノンタン

最後におひさまに「あかんべ~!」をしたところ、驚いたおひさまに「いたずらちびねこめ!たべちゃうぞ~!あかんべ~!」とこっぴどく叱られ、ノンタンは「ひどいよ、おひさま」と泣きながら家に帰ります。

しかし、家に帰ったノンタンは、暗がりの部屋の中のベッドや窓が「あかんべ~」に見えて、さらにびっくりします。

・・・と、ここでお話が終われば、「いたずらもほどほどにしましょうね」という教訓を子供に伝えたいのかなとも思えますが、ここでは終わりません。

このお話は、最後の最後に

あかんべは こわかった。

でも やっぱり 

やめられない、

おもしろい!

 で終わります。

「怒られて、ひどい目に遭っても、楽しいことはやめられないよね!」ていうメッセージ?

たしかに、世界的に影響力のある人の中には、そんな人もいるのかもしれないけど・・・。

 む~~ん、と考えさせられてしまう1冊なのでした。

 

今宵のおやすみ前は、こちらの1冊でいかがでしょうか。

ではまた!