【4歳から読んであげたい絵本】『ぼくのおふろ』(32ページ、2分30秒)
子供に絵本、読んでますか!?
今日は、『ぼくのおふろ(鈴木のりたけ)』をご紹介します。
25.5cm×19.5cm(たて×よこ)
この本の星評価は次のとおりです!!
・アイディア ★★★
・ストーリー展開 ★★★
・じっくり楽しめる ★★★
アイディアがすごい!
この絵本には、50種類以上のアイディアおふろが登場します。
その一部をご紹介すると
・ほしぶろ
・ハートぶろ
・でんしゃのおふろ
といった感じです。
ほしぶろとハートぶろは、湯舟がそれぞれ星やハートの形をしています。
でんしゃのおふろは、電車の車内がお風呂になっていて、仕事帰りのサラリーマンでにぎわっている感じです。
このあたりは、まだネーミングから想像しやすいと思います。
ほかにも
・じてんしゃぶろ
・スプレーぶろ
・ふろれす
などがあり、これらはもはや、ネーミングからどんなお風呂か想像できませんよね。
それでも、一応、お風呂になっている(スプレーはちょっと微妙かな・・・)ので、ぜひ、一度読んでみてください!
また、この絵本にも登場するおふろのゆうえんちは、2017年に、別府で実現していましたね。
湯〜園地計画 spamusement park project
この絵本は2010年に初版が発行されていますので、もしかするとこの絵本を参考にしたのかもしれません。
後半、ストーリーが急展開!
(ここからはネタバレを含みます!)
色んなアイディアお風呂を紹介する絵本かと思いきや、後半に入ると突然、「兄弟がもじゃもじゃのアフロでサングラスをかけた犯人を追いかける」というサスペンス調(?)にストーリーが展開していきます。
大人の私でも、この絵本を初めて読んだとき、その展開のスピード感に、普通に驚いてしまいました。
じっくり楽しめます!
絵本の後半に「もじゃもじゃあたまのサングラス」を追いかける場面は、ページの隅々まで細かく描かれた絵のどこかに隠れている「もじゃもじゃアフロのサングラス」を探すという、ウォーリーを探せ的な楽しみ方をします。
また、この絵本にはいろいろなところに作者の遊び心が散りばめられています。
例えば、「もじゃもじゃあたまのサングラス」が実は前半にもこっそり登場していたり、「026」(おふろ)や「フロ」の文字が隠されていたり、「BATH VADER」なんて看板があったりします。
とても1回では見つけきれないので、大人でも何度も読み返して楽しめると思います!
今宵のおやすみ前は、こちらの1冊でいかがでしょうか。
ではまた!